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ワインの分類

【色】

ワインには白、赤、ロゼのように色によって大きく分類されてますが、その色の意味、つまりなぜそういう色になるのかは意外と知っているようで知らなかったりしませんか?
白ワイン
緑色、黄色、淡い小豆色、淡い赤色などのブドウの果粒だけから得られたブドウジュースをアルコール発酵させて作る。つまり果皮を取り除いた状態で作られることになるので、皮の色がワインの色にあまり影響しない。
赤ワイン
黒、青、赤、茶色などのブドウを使い、房ごと、または粒ごと、果皮のついたまま潰して、果皮、果肉、種子、果汁をすべて一緒にアルコール発酵させて作る。皮ごと仕込むので、果皮の色がワ インに移り、皮に含まれるタンニンなどの成分がワインの味や特 徴に影響する。
ロゼワイン
ピンク色、バラ色のワインのことだが、その作り方はさまざまで ある。赤ワインと同じように作り、途中、色がロゼになったところで絞ってしまう方法や、赤ワイン用のブドウと白ワイン用のブ ドウを混ぜて作る方法、赤ワイン用のブドウの果粒だけを使って作る方法などがある。

【発泡性の有無】

ワインには色による分類の他に発泡性の有無によっても分けられる。炭酸ガスをほとんど含まないスティル・ワインと炭酸ガスを含む発泡性ワインである。 発泡性ワイン、いわゆるスパークリング・ワインはさらにその炭 酸ガスの含有量によって、3気圧以下の微発泡性ワインと3気圧以上の発泡性ワインに分かれる。 微発泡性ワインはペティアン(フランス)、フリツァンテ(イタリア)、スプリッツァーなどと呼ばれる。また、発泡性ワインはヴァン・ムスー(フランス)、スプマンテ(イタリア)、ゼクト(ドイツ)の名で呼ばれている。 特にフランスのシャンパーニュ地方で作 られる発泡性ワインだけはシャンパンと呼ばれ他の発泡性ワインと明確に区別されている。

【甘辛】

ワインの甘辛は、ブドウに含まれる糖分をワイン酵母がアルコール発酵でどの程度アルコールに変えるかによって決まる。糖分をほとんどアルコールに変えてしまえば辛口、途中で止めて糖分を残せば甘口となる。